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スタッフまんちゃんのクライミング独り言 その83

🔵クライミング映画考第二回

さてクライミングシーンが出てくる映画を紹介するこの企画、

第一回はスライことシルベスター・スタローンの映画からでしたが、

今回は最近の映画のなかから。

今回紹介するのは『FALL/フォール』という2022年のアメリカ映画。

クライミング中の事故で恋人を失った女の子が親友のユーチューバーの女の子に

傷心を癒すために誘われた600メートルの使われていない古びたTV塔に登ることになったけど…

という話。

事故でトラウマを抱えている設定はスタローンの『クリフハンガー』と設定は一緒。

ただその後の展開がアクションになったりとかはしません。

見ていると怖くなるくらいの高所の映像(もちろん多分CG)と不意に起きるアクシデントの数々。

さてここで出演陣の身体つきがやっぱり気になるわけですよ、クライマーとしては。

主演の女優さんはまぁ女子クライマーにいてそうな体つきで許せる。

しかしながら親友を演じる女優さんはちょっといただけない。

主人公よりも登っているはずなのに、なんかビシッとしてないのだ。

”いや、それじゃ登れないしょ??”

しかも最初はただただ梯子を登ってゆくだけだからあんましクライミングとは関係ない。

ところが核心部分はほんとただの登り棒でしかも数メートルどころの高さではない。

500メートルを超える高所からの長めの登り棒である。

それをろくに登っていないけど、とりあえず梯子は登れた主人公が登るのだ。

そういや多分チョークもつけていなかったし、

そもそもチョークも持参してなかったはずだ。

”いやいやいや”ってなるわけである、クライミング経験のある者としては。

ただやっぱりそこは映画だからまぁできちゃったりするんだけど、なんだかなぁ、という気持ちにもなる。

そもそも映画観る人のクライミング経験者の割合なんて少ないからきっとそれでいいのだろうなぁとも思う。

エンターテイメントなわけだし映画ってのは。

ただなんか同時に複雑な気持ちにもなってしまうのもまた正直なところで。

映画としてはまぁあれです足がすくんじゃう感じです。

それなりにスリラーであります。

よかったら見てみてください。

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