スタッフまんちゃんのクライミング独り言 その28
●老舗ジムに行った話
さて関西にもいわゆるクライミング業界の創成期からジムを開設しているところが何か所かあって、そんなジムに行ってきました。
難しい難しいとは聞いていましたが、結果から言うと面白いくらい難しかったです。
思わず半笑いになるくらいに。
でも面白かったです。
僕に直弟子が二人おりまして実は(笑)
今ではすっかり僕に追いついたどころか傾斜壁では僕より強いであろう弟子一号と連れ立って行ったわけですけど、弟子一号も同じように半笑いでした。
もうグレード表記すらなくって。ざっくりなんですけど、触っていた課題はフツーのジムなら3級もしくは2級相当の課題だったように感じました。
なんとか二人して6本完登しましたけど、まぁなんかお互いヨレヨレでした。
しっかり持たせる課題ばっかりでスタンスがシビアといううちの店長が好きそうな課題ばっかしでした。
しかも強傾斜でもそんな感じだったんで傾斜がきつくなっても難易度は変わらずでした。
●そんななか、ジャージ姿の学生がやってきました。
なんか手足が長くってもうそれだけで登れそうな感じで。
我々が諦めた強傾斜の課題をスタティックにサクッと完登。
どんどん完登、全部スタティック。
我々が挑んでいたテープよりさらに強度の高い課題も同じようにバタつくことなく完登。
’’いや、この子只モンじゃないぞ、っていうかユーズで有名なあの子のなんかや。’’
そう踏んだ僕は早速ググりましたよ。
そしたら思っていた人の妹だと判明。
弟子一号に知らせたら納得してました。
それにしてもお姉ちゃんより登るスパンが長めだし、まぁそりゃお姉ちゃんのほうが凄いよなぁ、なんて話していたんですよ。
●そしたら、
今日何気にこないだのスポーツクライミングのボルダリングのジャパンカップのリザルトを見ていたんです。
男子は群雄割拠だし、女子は伊藤ふたばちゃんが復活したなぁ、って思い、なおかつ再来週はリードがあるんやぁ、へぇなんて思って、どんな人が出るんだろうって思ってたら、
あったんですわ、その妹さんの名前が。
えーーーーーそうねんやーーーーーってなりました。
しかも驚くことにボルダリングの方にも出場していたじゃないですか!
あれ、ということは我々が会ったのは激闘終えて二日後のことだったのか…そりゃ休み休みやるわなぁ。
と気付かされたわけです。
もう世代はユースですけど、そういう大会に出ているわけで。
そういうバリバリの人が登っているのを目の当たりにするのって多分初めてだったんですけど、異次元だなぁって思いました。
多分本気出してなかっただろうし。
そりゃ日本一決めるガチの大会の二日後ですからねぇ。
それでもあれだけ街クライマーの我々がヒーハー言うてる課題をサクッと完登するのだからすごいです。
そしてそんな人が集う老舗ジムの凄みも体感した次第です。
また行こうと思いました。
どこのジムかは僕に直接聞いてみてくださいね~。