スタッフまんちゃんのクライミング独り言 その27
●課題作り
って難しいです。
個人的には何度も触ってもらえる課題、そしてムーブがある、させたいこともちゃんとある、悪いのではなく難しい、そして多少なりとも考えてもらう。
これらのことを考えながら作ってます。
そもそも課題なんて登るものであり、作るなんて発想がまったくもってなかったんで、作り始めのころはなかなか大変でした。
だって普段登るホームジム(10 O’CLOCKではない)のお客さん同士のセッション課題なんて積極的にdisっていたクチでしたから(笑)
だってただただ悪いだけなんです、特に手が。
ムーブもたいしてなけりゃ、保持力さえあればなんとかなるみたいな。
強くはなれるかもしれないけどうまくはなれないだろうなぁ、って思ったんですよねぇ。
そういう経験をもとにうちでは基本的に既存のホールドを使って主にウィークリーを何本か作ってます。
ウィークリーに関しては1週間しかないんで、それくらいで完登できるような課題を作ってます。
だいたい1本作るのには1~2時間使って作っている感じですね。
もちろん何度も試登しています、というのもうちはキッズも多いんでキッズにもチャレンジしてもらえることも考えてみたりしなければいけないからです(そのあたりまだまだなんですけどね)。
●そんなわけで
僕がクライミングジムに一番求めるモノは課題の面白さになっちゃったわけです。
ちょっと有名な郊外のジムに行ったときは、オブザべが単純というか真向ストレートすぎちゃう課題ばっかりで強くはなれるかもしれないけど巧くはなれないだろうなぁって思っちゃいましたし、もう此処には来ないかなぁとか思ったりもしました。
まぁクライマーは僕みたいな人ばっかじゃないんで別に登れればなんだっていいって人もたくさんいますし、そもそも強い人は色んなクライミングジムを巡りますし、課題の質なんてもしかしたらどうでもよいのかもしませんが、僕は個人的にはそこは追及してゆきたいなぁとそないに思っているわけです。
多分そうなっちゃったのは完登できたり、またはできなかったけども面白い課題に出会ってきたからかもしれません。
まぁ求めるモノは自分にも追及していかねばなぁって思うわけです。
幸いうちの店長の課題はかなりムーブ力と頭を使うんで、その路線は僕も継承してゆかねばなりませんねぇ。
ま、今月の新しいマンスリー、一ヶ月かかっちゃう仕上がりになっていると個人的にはそう思っています。
ま、いつも通りにうちのグレード感ですけど(笑)、それも込みで打ち込んでみてください。
なんなら今月は解説動画もあったりしますので、店内にてQRコードをひろってみてくださいね。
電気代が高騰している寒い季節は是非来店してぬくぬく登っていただいて、登るのうまくなって電気代節約しましょう‼‼‼‼
難しい課題が低グレードから多いかもしれませんが、撃ち甲斐ありますよ。
難しいだけで、悪くはないんで(笑)