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ペルアドラ「K‐01」レビュー

2年前からメインシューズとして愛用中のペルアドラ「K‐01」。

今は受注生産になってしまったのでなかなか履ける機会がなくなってしまいました。

私がメインシューズとして履いている感想を書きましたのでシューズ選びの参考にして頂ければ幸いです。

ペルアドラ「K-01」リンク → https://www.per-adra.co.jp/k-01-jl/

初心者にもオススメな理由

・トゥフック性能の高さ
 ガバ・スローパー・ボリューム・カンテに対してはシビアなテクニックなしで適当にトゥラバーをあてるだけで引っ掛かります。
 ルーフでのこまめなトゥフックが面白いぐらい楽にできます。
・ヒールのカップ形状
 カップのサイド部までラバーで覆われており、且つ柔らかいカップのため捩じり込むようなヒールフックで掻き込みやすいです。
 ヒールサイドのエッジを利用したフックはできないのでカチへのヒールフック時はシューズの補正はないと考えてもらった方がいいと思います。
・スメアリング性能が高い
 全体に柔らかくボリュームやハリボテ、ウォールに面であてたときに吸い付くようなフリクションを発揮できます。
・とにかく軽い
 これについては明確なメリットは個人的には分かりませんが、とにかく軽い。ヒューリアエアー等は履いたことがないので分かりませんが今まで履いた中で一番軽いです。

以上の基本的な足を使ったムーブでは最強クラスの性能を発揮できるんじゃないかなと感じました。
「やりにくい道具で練習した方が上手くなるんじゃないの?」という声をよく聞きますが、まずは「やりやすい道具で動きを覚える」方が近道だと思っていますので初心者にこそ履いてほしいシューズだと感じています。

気になる点

 ペルアドラの特徴でもある柔らかさは弱点としても考ています。
・剛性が弱い
 つま先には硬い芯材が入っているということですが、全体に柔らかいシューズなので剛性がないと感じています。
 これに関してはいい点でもあるのですが、小さな粒を踏む際につま先が潰れてやすくエッジングではなくスメッジングになります。
 これによって傾斜での粒の掻き込みに苦労させられます。
 その他、スラブのノーハンド時にもなかなか信用するのが難しいと感じています。
・伸びやすい
 柔らかいシューズの宿命とも思いますが伸びるのが早いです。
 逆に言えば思いっきり攻めたサイズを買ってもすぐに足に馴染んでくれます。

私のペルアドラの使い方

 前述した通りK-01はトゥフック・ヒールフック・スメアリング性能が非常に高くラバーの面で勝負するシューズという印象を強く持っているのでリソールでは短所を捨てて長所を伸ばすため「サノア」ソールを使用しています。
 また、アッパー部が高くなっているのでシューズの中でコブシを握るぐらいで履くと非常に収まりがいいのでサイズ選びでは思いっきり攻めたサイズを選ぶようにしています。
 私のサイズ K-01 EUR39.0
       S-01 EUR39.5
       ジムマスター EUR40.0(参考までにレンタルシューズ)

履いた感じの印象

 「K-01」「S-01」ともにスリッパタイプに一本ベルクロ締め仕様なので足入れの際は狭く感じます。
 メーカーさんの「攻めすぎないダウントゥ」と書いてありますが個人的には履いた感じ「フラットシューズかな?」という印象。
 「K-01」はアッパーつま先まで高い独特の形状をしているため中でコブシを作るぐらい丸めないと高さに空間ができます。
 ヒール部は日本人に合わせた形ということで後ろに出っ張らず真下にまっすぐ作られているため空間ができないのは勿論アキレス腱下部を圧迫されないので痛くないのが魅力に感じました。
 全般にクライミングシューズを初めて買われる方も無理せず履きこなせるシューズだと思います。

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最後に

 ペルアドラシューズは手登りになっているクライマーや初心者が足技を覚えるのに適したシューズだと思います。
 初めてのシューズを買うときに安価なエントリーモデルを選択するのも一つですが、今回紹介したペルアドラも選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか。

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